南側(写真右側)の既存擁壁からセットバックするため、建物の重心は北側によっている。つまり、基礎や1階部分は北側によせ、2階やバルコニーは柱無しのキャンティで南側に張り出している。既存擁壁に建物の荷重がかからないための安息角が大田区で決まっている。一般的な解決方法は深基礎とすることで、本計画では、擁壁から基礎を離し、上部を木造キャンティで計画することで解決した。道路側の壁は、大きな梁の役割を担い約2mのキャンティを可能にした。
構造設計:ASD http://www.asd-jp.com/
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